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コペルくん的読書日記

誰かと本の感想を語り合いたい寂しめなコペルくんです

戦略コンサルタント、外資系エグゼクティブ、起業家が実践した ビジネスエリートへのキャリア戦略(渡辺秀和、2014)★★★★ー0041

実は、ワークライフバランスの差がある時期は、20代から30代前半までの10年程度の短い期間だけでした。この間に仕事に打ち込んだか、遊んでしまったかが、決定的な差を生んでしまったのです。若いうちに力をつけて、「キャリアの上昇気流」に乗ってしまう方が後がラクになるのみならず、社会へ及ぼすインパクトなど仕事の充実度も大きく違ってきます。

 コンコードエグゼクティブグループ代表取締役社長CEOの渡辺秀和氏による、キャリア設計についての教科書となる一冊です。就活している学生や、転職を考えている人向けに書かれています。

 

■課題意識

がっつり就活を意識しています。とにかくファースキャリアをどうするかで最近頭を悩ませているので、何か参考になる考え方・情報がないかと思い、本書を手に取りました。

 

■気付き

①スタートダッシュを決める
②そこの入るための戦略ももちろん必要

 

①スタートダッシュを決める

人生は、がんばるべき時にがんばっておくと効率がいいものです。それと同様に、仕事も若い頃にがんばり、一気に「キャリアの上昇気流」に乗ってしまうことが大切なのです。

ハブ・キャリアは、主に経営幹部や経営企画、新規事業責任者、ブランドマネージャーなどのマネジメントポジションへの転身に効果的です。

現代はコンサルティングファームベンチャーキャピタルをはじめとするプロフェッショナルファームで、20代前半から経営に関する知識やスキルを磨くことが可能です、また、成長企業では、20代で経営幹部として働くチャンスもあります。

本気で起業したいとお考えの方は、身につけておくべきスキルや経験を意識してキャリアをつくることが大切です。具体的には、戦略やマーケティングに関するスキル、リーダーシップやマネジメント経験、新規事業立ち上げの経験、起業する領域における人的ネットワーク、顧客や資金などが代表例として挙げられます。

所属していた会社には、自信の夢に向けて役立つ貴重な経験を積ませてもらうわけですから、しっかりと大きな貢献をしてから卒業するようにしたいものです。

 スタートダッシュがキャリアの決めてっぽいですね。具体的に良いのではないかと提案されているのが、「戦略コンサル」「VC」「成長IT企業」って感じです。理由はセカンドキャリアの選択肢が狭まらないからとのことです。当たり前っちゃ当たり前のような気がしますね。問題はそれらの選択肢をどういう評価基準で決め込んでいくか、これは自分で考えろって感じだと思うので考えていきたいと思います。

 さらっと流しましたが、本当に戦コンやVCでの経験が「起業」に活きるのかどうかも、そうではないという意見をけっこう耳にしますので、見せかけのもっともらしさに惑わされず、実態をしっかり見ていきたいと思います。

 例えば、実際のところどういうスキルや知識が身につくのか、そしてそれをどうやって次に活かせるのか、またそれを「上手く活用できないのでは?」という人に対してはその理由をこれでもかという程聞いてみるといった感じのアクションではないかと思っています。

 とにかくスタートダッシュ決めるために頑張らなきゃなって思いました。頑張ります。

 

②そこの入るための戦略ももちろん必要

「転活リテラシー」とも言える、身につけておかなければいけないベーシックなスキルがあるのです。これを知らないと、いくら実力があっても、素晴らしい経歴があっても、あっさり選考に落ちることも起こり得ます。

相手に考えさせる負荷を押し付けるのではなく、自分の魅力・実力をわかりやすく誤解のないように伝える努力をできる人が、これからの人気企業から求められているということなのでしょう。

  これは最も効果の高い投資だと筆者は言っています。嘘をつくのはもちろんダメですが、要は見せ方次第です。商品のセールスとなんら変わらないと思います。相手が欲しいと思うポイントに照準を合わせて、伝えていけるよう論理を詰めていければと思います。

 

 








10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法(山口揚平、2015)★★★★ー0040

僕は都市上位や地球市民を目指したいです

 ブルー・マーリン・パートナーズ株式会社代表取り締まり役の山口揚平氏による、若者に向けたこの社会で生きて行くための指南本となる一冊です。

 

■課題意識

昨日と同様に、世界がどう動くのか、自分をキャリアを考える上で何かヒントを得ようと思い本書を手に取りました。と、思ったのですが、なぜか自分に響くのはコミュニケーションについてのことばかりでした。やっぱり表層の顕在意識ではもちろんですが、潜在意識レベルでもこれを課題だと感じているっぽいですね。。

 

■気付き
①コミュニケーションの本質は「距離」
②やっぱり人徳を積むべし

①コミュニケーションの本質は「距離」

相手との距離感・間合いを冷静に感じて、言語化するべき。自分ではなく、相手に注意を向けるんだよ。

柔軟性とは自意識の解消度合い

さらす勇気、自分の黒歴史もコンプレックスも、自分のカレンダーも何もかも。

一緒にいて楽しい人、気分のいい人になる

 コミュニケーションの本質は「距離感」のマネジメントだそうです。そのためには、自分のことを客観的に見れるようになる必要があります。その場に求められていることを、自分の感情というフィルタを一旦認識して、排除するようにするようにした方が良さそうです。

 具体的なアクションはあまりイメージできていないです。あまり気が合わないような飲み会に参加することと、コミュニケーションについて、例えば「気遣い」とかそういう類の書籍を手にとってみようと思います。また名作文学にも定期的に触れていきたいと思っています。

 

②やっぱり人徳を積むべし

アセットは必ずしもキャッシュではない

「助けて!」と言える相手を持つことかな。損得抜きで付き合える人たちを周りに作ること。時間と余裕があるときは功徳を積みなさい。信頼残高が増えるから。特に、友達が最も困っているときこそ、全力で助けなさい。

しかもそういう行為をすることで、君は自分に余裕があると認めることになるんだ。行動が考えや意識を決める方が実際、多い。

 これですね。前記事(0014ー人間失格)にも書きましたが、情けはためならず精神ですね。積極的にそういう善行を積んでいくしかないんですね。今後は、縦の社会というより、横のつながりが増えていくそうなので、ますます、こういう人間としての魅力を磨いていこうと思います。

 個人的に、この「アセットは必ずしもキャッシュではない」っていうのが響きました。昨日の前記事(0039ー未来に先回りする思考法)の書籍の中でも出てきましたが、お金は「価値」を表現するひとつでしかない、ということです。今後本質的に「価値」とは何かということを見直していきたいと思います。

 

未来に先回りする思考法(佐藤航陽、2015)★★★★★ー0039

「何十年後にこうなる」という未来予測の結論のみを知ったところで、そこに至るまでのプロセスがわからければ、一切応用が利きません。しかし、もしも社会が進化するパターンを見抜いていれば、状況が変わっても未来を見通すことが可能になります。そのための汎用的な思考体系をお伝えするのが本書のテーマです。

 株式会社メタップス代表取締役社長の佐藤航陽氏による「未来を予測する方法論」について書かれた一冊です。個人的にこれはかなり感動しました。世の中がどんどん変化していて、全然追いつけないという方には特におすすめかもしれません。こういうことだったんだ、という気付きも多く、本質的だなぁと、圧倒されます。

 

■課題意識

時流に乗りたいと思ったからです。孫の二乗の兵法の、特に「頂:登る山を決め頂上から見た景色を想像する」「流:時代の流れを見極める」がきっかけですね。ちょうど今、人生の岐路に立っておりますので、まさにそういう時流を知りたいと思いました。

 

■気付き

①「点」ではなく「線」で捉えて未来に先回りする
②未来に先回りする上で大切なこと
③とはいえ結局インプットとアウトプットは両輪ですという話

 

①「点」ではなく「線」で捉えて未来に先回りする

 なぜ、人々はこうも繰り返し未来を誤るのでしょうか。その原因は人々の「思考法」にあります。人は、今目の前に起きていることからしか将来のことを考えることはできません。しかし、現在の景色という「点」を見て考える未来予測はだいたいにおいて外れます。なぜなら、現実は人間が認知できないほどの膨大な要素に溢れ、かつそれらが高いに複雑に影響しあって、社会を進化させているからです。

 一方で、わずかながらではありますが、驚くほどの先見性を発揮して大きな成果をあげる人もいます。彼らは現在という「点」を見て考えるのではなく、長い時間軸から社会の進化のパターンを捉え、その流れを「線」としてつなげて、意思決定をしています。その後の流れを追っていくと、あたかも、彼らは未来に先回りしていたかのように見えます。

 変化を見抜くことが難しい時代だからこそ、社会全体のパターンを見抜き、的確に未来を予測し、先回りできた企業と個人が最終的には勝利を収めます

「線」で捉えている人たちにとっては、どの事業を足がかりにするかという「道」は違えど、その「目的地」はほぼ同じです。GoogleAmazonFacebookなどの巨大IT企業の創業者たちが考える未来像は、驚くほど酷似しています。

ユーザーにとって最高の価値を提供しようとすれば、最も安く、最も速く、最も快適に、最適化されたサービスを提供し、ニーズを満たすことが求められます。「ユーザーが望むニーズ」と「現在の技術でできること」の接合点を突き詰めていけば、そこにバラエティはあまりなく、多くの場合その未来像は似たものにならざるを得ません。 

 引用がかなり多くなってしまいましたが、認識が改まることが多かったのでそのまま載せました。具体的にどういう「線」になっているのかはぜひ本書を手にとってみて頂ければと思います。

 

②未来に先回りする上で大切なこと

  1. 常に原理から考える思考法を身につけていること
  2. テクノロジーの現在地を知る
  3. タイミングを見極める

 

(1)常に原理から考える思考法を身につけていること

原理から考えるためには、そのシステムがそもそもどんな「必要性」を満たすために生まれたかを、その歴史をふまえて考える必要があります。長期的な変化の「線」で考えなければ、意味はありません。 

手段が目的化することを防ぐためには、今やっている活動がどんな課題を解決するために誕生したのか、常にその原理を意識しておく必要があります

 なぜイノベーションが生まれるのかというと、「必要性」があるからだそうです。だから常に国の危機に瀕していイスラエルイノベーションが起きやすく、逆に安泰の日本ではイノベーションが起きにくいそうです。すべてのものは何かしらの「必要性」を満たすために生まれてきているので、その本質に立ち返り、もう一度その「必要性」に対してそれを解決する方法をゼロから考える必要がありそうです。

 

(2)テクノロジーの現在地を知る

今、社会の変化のスピードは過去最も速くなり、そしてなお加速し続けています。進化のスピードが急速に上がった現代においては、テクノロジーに焦点を当てることが、社会全体の構造を理解する一番の近道です。

課題への解決方法が時代に合っているかを判断するためには、テクノロジーの現在地を知る必要があります。

「必要性」に立ち返り、それを解決する方法を最適化するためには、最先端のテクノロジーを知っている必要があります。

 

(3)タイミングを見極める

「点」で考えるのではなく、「線」でつないで考えれば、何が起こるかを予測すること自体はそれほど難しいことではありません。ただ、それがいつ起こるかを読むのが難しいのです。タイミングが早すぎれば、コスト、技術、品質、倫理などの面で社会に受け入れられることはなく、逆に遅すぎれば成果はすべて他人に持っていかれてしまいます。

 引用のままですが、タイミングはしっかり見極める必要がありそうです。孫の二乗の兵法でいうと、「天」ですね。

 

③とはいえ結局インプットとアウトプットは両輪ですという話

現代は「行動する人」が多くを得る時代です。変化を察知し、誰よりも早く新しい世の中のパターンを認識して、現実への最適化を繰り返しましょう。そのために必要なことをは行動すること、行動を通して現実を理解することだけです。

頭に入れた情報を現実世界で活用し、体験することなしに、対象を理解できることはありません。私が人間や社会が絡む領域について考えるとき、常に気をつけていたのは「打席に立つ」、つまり理論だけの評論家にならないことでした。すべての仮説と考察は実際に毎日の生活の中で活用し、本当かどうかを検証してみる必要があると、私は思っています。

 そして全体のパターンを理解するために必要なのがサンプルの母数です。一度トライしただけで、そこからパターンを見極めるのは無理があります。パターンが理解できるようになるのは、一定数のトライを重ねてからです。

物事がうまくいかない場合、パターンを認識するために必要な試行回数が足りていない場合がほとんど、目標の達成を阻んでいるのは、実は人間の感情というフィルタだったりします。 

一回一回の成否に一喜一憂せずに、パターンと確率が認識できるまで「実験」だと割り切って量をこなすことが重要です。

結局アウトプットしまくる必要っていうのはどこ行っても言われるんですね(笑)。今回引用しすぎて自分のコメントが少ないですが、まあ、こういう回があってもいいんじゃないかなって思いました(笑)

 

未来に先回りする思考法

未来に先回りする思考法

 

 

孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学(板垣英憲、2011)★★★★ー0038

有限な一生を悔いなく有意義に過ごそうと思うなら、まず、何を志して世に出て、世のため、人のため、そして何より自分のために何事を成し遂げていくかを決めなくてはならない(略)。これ(=孫の二乗の兵法)を活用するか、見過ごしてしまうかで、あなたが「楽しみの人生」と「嘆きの人生」のどちらを選び、歩んでいくか、大きく変わってくる

 本書は評論家である板垣英憲氏によって、「孫の二乗の法則」を本格的に解説した一冊です。前記事(0023-ソフトバンク③リーダーたる者の志「孫の二乗の兵法」)でも取り上げましたが、今回はそれの少し詳細版です。漢字の一つずつの意味に加え、それが孫正義氏の場合どうだったかという、具体的な事例を一つずつ取り上げ解説されています。

 

■課題意識

 単純に孫さんみたいになりたいなと思って、彼の思考が詰まっているこの「孫の二乗の兵法」をもう少し詳しく知りたいと思い本書を手に取りました。

 また、バイタリティとはなんぞや、というところで、真っ先に出てくる人物の一人が孫さんだったりもするので、今後自分が圧倒的なバイタリティを獲得するために何かヒントがないかということに気をつけて読んでみました。

 

■気付き

高いバイタリティは自分に課す基準の高さゆえか

「頂」

「なんとなくこうなれば」というのは、ビジョンとよばない。十年後にはこうなる、二十年後にはこうなるというように、「必達目標=コミットメント」と「明確な最終期限=デッドライン」を決め、そのときのイメージを徹底的に思い描く。「コミットメント」とは、達成できなくても、誰からも咎められることのない単なる「努力目標」ではない。命を賭けて実現しなければならないほど、厳しいものなのである。

「情」「略」

死ぬほど情報を集めて、死ぬほど考え抜いて、死ぬほど選択肢を出して、あらゆる選択肢を網羅して、そのうえで、99.99%削ぎ落として、絞り込む(中略)これもやる、あれもやる、みんなやるというのは戦略ではない

ふるいをかけ新事業を絞る「九つの条件」
  1. 事業はいったん手がけると途中でやるわけにはいかない。ゆえに継続し得る事業であること
  2. 当然、儲かる商売・事業であること
  3. 伸びる産業分野であること。産業の構造そのものが不況、斜陽になる業種であってはいけない
  4. 将来、企業グループをつくることを前提とし、その核となり得る事業であること
  5. 人が真似できない事業であること
  6. 大きな投下資本を必要としない事業であること
  7. 世の中に役立つ事業、社会の発展に貢献できる事業であること
  8. 自分が面白く取り組める事業であること
  9. やる以上、その分野で絶対に一番の企業になること。一番にならないのなら、それに手をつけない

 こうしてみてみると、いかに自分に求める水準が高いかどうかがわかります。常に「一番」を目指してやってやろうという気概があるからこそ、圧倒的なバイタリティを獲得する努力を積み重ねられるのかもしれないのだと感じました。

 今後のテーマは「どうやったら、誰よりも心から1番になることを切望できるか」「そして、どうやったらそれを実行に移し、日々バイタリティを高める努力を継続できるのか」といったところだと思いますので、それに関して情報収集し、考察をしていければと思います。

孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学 (PHP文庫)

孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学 (PHP文庫)

 

 

■P.S.

 みなさん、あけましてあめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします!!

人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵、2010)★★★★ー0037

なぜ家の中を片づけると、このように考え方や生き方が、つまりはその人の人生までもが変わってしまうと思いますか(略)一言でいうと、片づけをしたことで、「過去に片をつけた」から。その結果、人生で何がいらないか、何をやるべきで何をやめるべきかが、はっきりとわかるようになるのです。

 米国「TIME(タイム)」誌 世界で最も影響力のある100人に選ばれた近藤麻理恵氏による、これまでの整理・整頓・収納術からすればかなり非常識な「こんまり流ときめき整理収納法」について書かれた一冊です。現在39ヵ国で翻訳され、累計300万部も売れているそうです。

 

■課題意識

大掃除をやる前にしっかりやり方を学ぼうと思って本書を手にとりました。

 

■気付き

①片づけを始める前に理想の暮らしを思い描く
②片づけとは、「捨て」て「居場所を決める」だけ
③特に大事なのは「捨て方」

①片づけを始める前に理想の暮らしを思い描く

「スッキリ暮らしたい」とか「とにかく片付けられるようになりたい」ではまだ甘い。もっと深く深く、考える必要があります。自分が「片づいた部屋で生活している様子」がありありとイメージできるくらい、具体的に考えることです。

 目的を考え、visionを明確にする。今まで読んできたビジネス本と共通していますね。おそらく何事もそうなんじゃないかという気がしてきます。

 ちなみに僕の場合は、「自動的にやる気スイッチが押される環境」というのをテーマとしました。どうしても部屋だとだらっとしてしまうときがあって、それが原因で自分に自信がなくなるという悪循環があると思ったからです。結局みんなの前でイキイキいるためには、家はくつろぐ空間だという概念を取っ払って、やることをしっかりやれるようになる方が、理想の自分に、理想の生き方に近づけるんじゃないかと思いました。

 具体的には、目の前には作業に関係するもの以外に無い状態、目の前の作業以外には出来るだけ脳みその容量を持って行かれない状態(意思決定が極力少なくなるような状態)を目指したいと思いました。

 

②片づけとは、「捨て」て「居場所を決める」だけ

片づけで必要な作業は「モノを捨てること」と「収納場所を決めること」の二つだけ。大事なのは「『捨てる』が先」の順番だけ

 シンプルです。そして被せますが、大事なのは「捨てる→収納する」という順番を守ることです。それぞれを同時並行的にこなすのは、今までの経験上(少なくとも僕には)、無理でした。だから目の前の「捨てる」「収納場所を決める」ということに集中するべきなのです。

 ちなみに今回、衣服をゴミ袋二つ分捨てました。ブックオフに売りに行ったところ、4000円くらいになりました。まあ、買値を意識すると鬱になりますが、臨時収入としては大きいでしょう。ましてほぼ使っていない、ためにためた衣服たちだったので、ラッキーということにします。とはいえ、本質は、残すべきもののみを残して、よりシンプルな暮らしを手にいれたことですので、あくまで副次的メリット、ということですね。

 

③特に大事なのは「捨て方」

モノをひとつひとつ手に取り、ときめくモノは残し、ときめかないモノは捨てる(略)「ひとつひとつ手にとって、触れてみること」が重要です。

「捨てる」ことだけを考えて片づけをすると、不幸になります。なぜなら、本来片づけで選ぶべきなのは、「捨てるモノ」ではなく、「残すモノ」だからです。

結局、お部屋も持ちモノも「自分が幸せになるため」にあるのでなければ意味がないと私は思います。だから、モノを残すか捨てるか見極めるときも、「持っていて幸せかどうか」、つまり。「持っていて心がときめくかどうか」を基準にするべきなのです。

 では、具体的にどう捨てるのかというと、「ときめき」という基準をもとに残すモノを選択しようということです。捨てるモノを見つけそれを削ぎ落としていく消極的なスタンスではなく、本当に自分にとって価値のあるもののみを選んでいくという積極的なスタンスが大事ということだと解釈しました。そのため、一旦、衣服なら衣服を全て、一つの部屋の中央に集めて、一つずつ手にとってジャッジするという方法をとります。

 ちなみに、僕の場合、このプロセスにかなり時間を食ってしまいました。というのも、困ったら着てみる、という手法をとったので、その分。かなりアナログですが、それだけにこういう場合効果が高かったかもしれないです。しかし、これでも少し妥協してしまったとやや後悔があります。というのも半分は、「これあんまりときめかないけど使わざるをえない」と思ったので残しました。金があれば、本当に大切なモノを残し、そして、本当に大切と思うモノを買いに行ったんですが、そこをケチりました(。-_-。)

 

最後に

 さらに本書には具体的な方法論がもう少し詳しく載っています。例えば衣服から片づけを始めるべきだなどという順番とかですね。もう大晦日なので、みなさん大掃除が終わっているかもしれませんが、ぜひ一度手にとって、片づけの方法に関して一度しっかりインプットしておくと、もしかしたら二度とリバウンドせずに、すっきりした生活、それこそトキメキにあふれた生活を送れるかもしれません。

 最後までお読み頂きありがとうございました。今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 それではよいお年を〜^ ^!!

 

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

 

 

人間ぎらい(モリエール、1952)★★★★★ー0036

ああ!こんな残酷な仕打ちがまたとあろうか。こんなひどい仕打ちを受けた人間がまたとあろうか。ああ!おれは正当な理由があって、この女に憤怒の炎を燃やしているのに、恨みを言いに来たおれが、かえって喧嘩を売られているのだ。この女は、おれの苦しみ、おれの疑惑をさんざあおり立てて、おれに嘘までもまことと思い込ませながら、鼻高々になっているのだ。だのに、いまだに卑怯な俺の心は、愛着の鎖が断ち切れずにいる。相手を不埒なやつながら無我夢中に想い込んで、小癪なやつだと軽蔑してかかることもできずにいる。

 17世紀フランスの俳優、かつ劇作家のモリエール氏による1冊です。誠実であろうとするがゆえに俗世間との調和を失い、恋にも破れて人間ぎらいになってゆくアルセストの悲劇を、涙と笑いの中に描いた、作者の性格喜劇の随一とされる傑作です。

 あらすじについては、朝日出版社のページがわかりやすかったのでそちらにお任せします。

 

■課題意識

人たらしになりたいという想いが強いのですが、どうも僕は人間音痴みたいなので、人間への理解を深めようと本書を手に取りました。何か人間についての気付きがあったらいいなという、わりかし軽いスタンスです。

 

■気付き

①自分を傷つける勇気がないと、結果的にその方が勇気がないという印象を与える

みんなの話があんまり下品なので、とても相手になっていられないなんかと言いだして、やっぱり難癖をつけようとしますの。そして自分は腕組みをしながら、おれの考えていることはとてもわかるまいといったような顔をしながら、みんなの言っていることを、さも憐れむように見くだしていますのよ。

 これは主人公アルセストが想いを寄せる女性セリメーヌが、その場にいない人たちの悪口を言っているシーンです。一旦、その行為は置いておいて、その中身に言及したいと思います。人を見下す人って、実際賢くない、ただの人間音痴なんだと思います。本当に賢い人はその輪の中に飛び込んで、そのバカさを一緒に楽しめる人なんですよね。最近、僕はその勇気みたいなものが出せなかったことがあって、とてもささりました。人間力上げたいです。

 

②表面上はいい顔をしているけど、裏では何を思っているのかわからない

 今度は上記の引用「みんなの話が〜」での、セリメーヌのその行為(その場にいない人たちの悪口を言う)に焦点を当てて考えたいと思います。

しかし、そうしてあなた方にやっつけられている人が、一人でもここへ顔を見せようものなら、あなた方はあたふたと出迎えて、手を差しのべ、お世辞の接吻をして、御用はなんでも承わるなんかと、さも神妙な振る舞いをするにきまっているのだ

 主人公アルセストは、セリメーヌとその他爵位の人たちと世間話をしているところをこう言ってやりました。まさしくそうなんですね。

 昨日の「論語と算盤」ではないですが、結局中身が大事と言えど、その中身を推し量る材料は表層にあるその人の「言動」なわけなので、良く思われる、というか上手くやっていくためには、最低限うわべ良くしておく必要はあるわけです。

 だからこそ、これは他人にも言えて、今その人の本性が出ていることはまずありえない、そういうスタンスを仕方なしと受け入れて、人とコミュニケーションを取っていくほかなさそうです。だから、表面上はいい顔をしているけど、裏では何を思っているのかわからないと気を引き締め、油断せず相手にとって良いこととは何かを考え続け、提供し続けていく必要がある気がしています。そう感じました。

 

③人の自負心を滅多に攻撃するもんではない

僕があいつのソネットを結構だと言わなかったので、一生あいつに恨みに思われようという騒ぎなんだ。人間というやつぁ、どうせあんな風にできてるんだ。みんなが自負心に駆られて、あんな行動をとってしまうのだ。そしてそれが、彼等にとっては、直情径行となり、正義となるのだ。

 オロントは新作の詩をアルセストにぜひ評して欲しいと、それはもうかなり腰を低めて頼み込んで、それを朗読して聞かせたんですね。ですがアルセストは容赦なく酷評しまくったので、オロントはブチ切れました笑。挙句、オロントはアルセストを訴え、アルセストは追われる身になってしまいました。

 結局、意見をくださいというのは「褒めてください」ということなんですよね、たぶん。見せかけの低姿勢な言動に惑わされず、その人が結局何を求めているのかをしっかり考えて、対応していかないとなー、とつい思わされました。具体的な方針は、人の輪の中に入ってもがくという他に、こういう書籍を読んで疑似体験を多く積んでいけたらと思っています。

人間ぎらい (新潮文庫)

人間ぎらい (新潮文庫)

 

 

現代語訳 論語と算盤(渋沢 栄一、2010)★★★★ー0035

わたしは『論語』で一生を貫いてみせる。金銭を取り扱うことが、なぜ賤しいのだ。君のように金銭を賤しんでいては、国家は立ちゆかない。民間より官の方が貴いとか、爵位が高いといったことは、実はそんなに尊いことでない。人間が勤めるべき尊い仕事は至るところにある。官だけが尊いわけではない

 日本実業界の父である渋沢栄一による「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を説いた一冊です。守谷淳氏の現代語訳によって読みやすいようになっています。

■課題意識

 本書は、読書会の課題図書なので読みました。逆にいうと、それ以外の目的を持って読み始めなかったのが、今回の反省です。とはいえ、気づきというか思ったことがたくさんありました。
 全体として論語の内容について関心することが多かったのです。それは今度別の書籍でも詳細を見ていこうと思います。

 

■気づき

①インプットとアウトプットは両輪
②栄一の情報収集能力
③バイタリティが重要

 

①インプットとアウトプットは両輪

「志」の善悪より、「振る舞い」の善悪の方が人眼につきやすいのだ

口ばかりで実践できないものはダメだ

 どちらも欠けていてはいけないということです。結局やるかやらないか。いくら志が高く、素晴らしい人格だったとしても、それはそれは素晴らしいことですが、評価はされにくい世の中だそうです。かなり納得感はあります。結局インプットだけでなく、行動して、アウトプット出さないと意味がない、そう思うと気が引き締まります。

 

②栄一の情報収集能力

自分の意見とは相反する情報まで徹底して集めて、冷静にそれを使いこなしたので、広い視野をもとにした絶妙のバランス感覚が発揮できた

 上記のインプットの部分。情報収集能力の高さということに関して、かなりぼんやりとしていましたが、引用文を読んで、ひとつ尺度を得ることができました。自分とは相反する意見をどれだけ集められるかが勝負ということです。今まで、書籍やNews Picksでも自分の関心のある範囲、かつ自分の意見と類似しているものを比較的多く摂取してきてしまった感があります。これは意図的に修正しないといけないっぽいです。その尺度として、自分と反対のことを言っている人、「ん?」と思うことをたくさん見つけること、むしろそういうことに触れることを良しとすべきだと思いました。具体的なアクションとして、まず、News Picksのコメント欄をしっかり読んで、「ん?」って思うようなコメントにも「いいね!」を押してみようと思います。

 

③バイタリティが重要

彼が設立に関わった会社は約四百七十社、それ以外に五百以上の慈善事業にも関わり、後世、「日本資本主義の父」「実業界の父」と呼ばれてノーベル平和賞の候補にもなっている

八十歳までの祖父(栄一)は随分と人間的でありました。すべての方面に物欲が残っていました(略)栄一の偉業を支えていたのは人並み外れたバイタリティであったことがよくわかる話だ

 上記のアウトプットの部分。最初この数字を見たとき、驚きました。桁がやばいです笑。今まで、わずかですが、かつての偉人たちについての書籍を読んできましたが、基本全てに共通していることは、この「バイタリティ」です。なんとなく自分にはバイタリティが不足しているんじゃないかとそんな気がしてしまっています。どうすれば圧倒的なバイタリティを獲得できるのか、もしくはどうすればバイタリティがあるように見えるくらいの行動量を起こすことができるのか。少し情報を集めて考えてみようと思います。

 

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)