ソフトバンク③ リーダーたる者の志「孫の二乗の兵法」(バラエティアートワークス、2012)★★★★ー0023
今日から自分がソフトバンクの社長だと思って考えろ!行動しろ!どうしたら企業価値を五倍に高められるか…つねに考え続けよ…少なくとも僕はつねに考え続けている、そういう信念、執念、これがないとリーダーにはなれない!
バラエティアートワークス 「まんがで学ぶ 成功起業の仕事術」制作班による「孫正義のソフトバンク創立物語」、本書は第三巻です。今回は「孫の二乗の兵法」についてただ感想を述べたいと思います(笑)
孫の二乗の兵法って美しい
道 天 地 将 法:理念
頂 情 略 七 闘:ビジョン
一 流 攻 守 群:戦略
智 信 仁 勇 厳:将の心得
風 林 火 山 海:戦術
いかがでしょうか。私はもう美しすぎて感動しました(笑)。ポイントは、正方形であること、段が優先順位順になっていること、横方向の並び順にも理由があること、などだと思います。これら全てから整頓されている印象を受けてしまうので、意味がわからないくらい感動しているのだと思います(笑)。それにしても、こういうスタイルを実現できる漢字という言語は本当に非常に優秀ですね。この一文字にこれだけの意味を込められるなんて、感動です。最近、中国からいろいろとあれですが、逆に日本もかなりいいものを頂いているのですね。
ところでこの内容ですが、正直わかったようなわかっていないようなという感じです。これは起業家のための行動指針らしいのですが、どうも身になった感はありません。「わかる」と「できる」の違いというところでしょうか。いずれにせよ、今後は経営の知識等、このフォーマットを軸に知識詰め込みしていこうかなと思っています。ですので今日は、その箱だけ以下にメモしておきます。
□1段目「理念(自分たちがなんのために何を成すのか。それがどう人々の役に立つのか)」
道:理念、志を立てる
天:タイミングを考える
地:チャンスを掴みやすい局面に身をおく
将:多くの優れた将(つまり人)を集める
法:勝ち続けるための仕組みや、ルールを作る
□2段目「ビジョン(鮮明なイメージ)」
頂:ビジネスで登るを決め、長期的なグループのビジョン(頂上からの景色)をイメージする
情:描いたビジョンが正しいかどうか徹底的に情報を集める
略:集めた情報をあらゆる観点から精査し絞り込む
七:七割以上の勝利が確信できるまで煮詰める
闘:口だけでなく自らの命もかけて闘う
□3段目「戦略(戦い方と役割分担等を考える)」
一:圧倒的ナンバーワンになる戦略、勝ちにこだわる
流:時代の流れを見極める
攻:営業・知識・技術すべての分野において秀でているべき
守:キャッシュ・フローを維持する、コンプライアンス、法律を守る
群:戦略的シナジーを持ち、リスクヘッジしていくグループとなる
□4段目「将の心得」
智:あらゆる知識を蓄積する必要がある、とにかく勉強しろ
信:相手から信頼される。仲間から信頼される人間になる
仁:私利私欲ではなく、多くの人びとの幸福のために働く
勇:戦う勇気、退却する勇気を持つ
厳:自分自身、あるいは部下に対しても厳しく出来る必要がある
□5段目「戦術」
風:風のように素早く動く
林:重要な交渉は静かに、秘密裏に行う
火:いざというときは激しく動く
山:動かない時は微動だにしない
海:戦い終われば海のように全てをやさしく包み込む
ソフトバンク? リーダーたる者の志「孫の二乗の兵法」 (まんがで学ぶ 成功企業の仕事術)
- 作者: バラエティ・メディアワークス
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 新書
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