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人生の勝算(前田 裕二、2017)★★★★★ー0048 僕が仕事に全てを捧げられるのは、色々な生き方の選択肢がある中で、「仕事に狂う」と決めたらから。SHOWROOMに命を懸けられるのは、努力が正当に報われる仕組みを世に問うために、自分の人生を捧げると決めたから…
人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。 人生に挑み、本当…
「何十年後にこうなる」という未来予測の結論のみを知ったところで、そこに至るまでのプロセスがわからければ、一切応用が利きません。しかし、もしも社会が進化するパターンを見抜いていれば、状況が変わっても未来を見通すことが可能になります。そのため…
ああ!こんな残酷な仕打ちがまたとあろうか。こんなひどい仕打ちを受けた人間がまたとあろうか。ああ!おれは正当な理由があって、この女に憤怒の炎を燃やしているのに、恨みを言いに来たおれが、かえって喧嘩を売られているのだ。この女は、おれの苦しみ、…
優れた物語が持つ普遍性を明確な形で心に焼き付け、自分自身に活かす。これが本書の目的である。 日本の教育学者であり、作家でもある、明治大学文学部教授の斎藤孝氏。そんな彼による、三色ボールペン方式を使って「名作文学を一緒に読んでみよう!」という…
この三色ボールペン方式の最大のねらいは、主観と客観を切り替える技を身につけることにある。(略)「主観と客観を分けて考えろ」と言われても、そう簡単にできるものではない。しかし、「主観と客観で色を分けて線を引け」と言われれば、否応なく区別する…
「読書が大事なことはわかっているけれど、忙しくて読むヒマがない」という答えが返ってきます。しかし、これはわたしに言わせれば、まったく逆です。本当は、「本を読まないから時間がない」のです。 レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CE…
<仕事> は <人生> と、<働き方> は <生き方> と背中合わせで、ほかの誰も肩代わりすることができない一人ひとりの生に直結している。(略)どんなに成功しているように見える人でも、人生に「上がり」はない。(略)死ぬ瞬間まで「自分をどういかし…
人間、失格。もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。 太宰治氏による、人間不信の男(葉蔵)が狼狽していく様をありありと描いた「人間の醜さを映し出す鏡」のような一冊です。精神的に健康で生きてきた方が読むとぞっとするような内容です。ちなみ…
たくさんの夢やゴールを自由に描いて、それをひとまとめにして花束のようにしたものが、僕の人生なんだ(略)その花束の根本にあるのが僕の価値観で、一番大切にしたいことなんだ。そして、花々が生き生きと咲いている姿こそ、僕の生きがいなんだ。 本書は、…
目標達成とは、根性や気合とは無縁の、単なる「技術」です。やる気があるかどうかも関係ありません。(略)ただ、やり方を知っているか、知らないかだけ。 目標は、正しく計画されなければ意味がない。計画しても、行動し続けなければ意味がない。続けても、…
もう土佐には帰りません。天下を棲家として暮らします。 幕末の奇蹟といわれた風雲児坂本竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描いていた青春群青、昨日に引き続き第三巻です。 コメント 今日も同様に「かっこよく生きるためには…
人の命は短いわい。わしに、なんぞ大仕事をさせてくれんかネヤ 幕末の奇蹟といわれた風雲児坂本竜馬の劇的な生涯を中心に、同じ時代をひたむきに生きた若者たちを描いていた青春群青、昨日に引き続き第二巻です。 これも昨日と同様「かっこよく生きるために…
「眼の前に、とほうもなく大きな黒猪がいるんじゃ(略)いつも眼に浮かぶ。黒猪はいつもわしから逃げちょる。逃げながら、おいでおいで、しちょる。追おうと思っても、足がねばって動かん。黒猪は嘲って、竜馬ン馬鹿ァ、ちゅいよる」 「胸中そんな黒猪がいる…
僕、ほんとうにいい人間にならなければいけないと思い始めました。叔父さんのいうように、僕は、消費専門家で、なに一つ生産していません。(略)しかし、僕は、いい人間になることは出来ます。自分がいい人間になって、いい人間を一人この世の中に生み出す…
「A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられ…
「人生の目的は、心を高めること、魂を磨くことにある。(略) 人格を練り、魂を磨くためには(略)この俗なる世界で日々一生懸命に働くこと、目前の仕事に脇目もふらず打ち込むことです」 二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業した稲盛和夫さんによる、…
「他者を批判するとき、人は簡単に、自分を善玉の側に置く。ところが、そうした区別自体が、どういうからくりで出来上がっているのか、区別自体を生み出す線引きのしかたが、どういう文脈から生まれてきたのか、その線引き自体にはどういった意味があるのか…