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コペルくん的読書日記

誰かと本の感想を語り合いたい寂しめなコペルくんです

生き方―人間として一番大切なこと(稲盛和夫、2004)★★★★★ー0002

「人生の目的は、心を高めること、魂を磨くことにある。(略) 人格を練り、魂を磨くためには(略)この俗なる世界で日々一生懸命に働くこと、目前の仕事に脇目もふらず打ち込むことです」

 二つの世界的大企業・京セラとKDDIを創業した稲盛和夫さんによる、いかにして生を全うするべきかという人生哲学を説いた一冊です。
 混迷を極め、先行きの見えない「不安の時代」に生きる私たちにこそ、「人間は何のために生きるのか」という根本的な指針、すなわち「哲学」を確立する必要があります。この本は、今を生きる私たちに「人間として一番大切なことは何か」ということを、彼の壮絶な経験談を交えながら示してくれています。

 ==コメント==

 この本を読んだ目的は以下の2つをできるだけ自分に取り入れることです。

①成功するためにはどういう考え方と行動をしていけば良いか
②どういう生き方をかっこいいと思うのか

 ①は、「利他的に大きな夢を持ち、それを鮮明に描くよう常にイメージしようとし、とはいえ周りにに感謝をしながら、目の前のことに脇目もふらず全力投球する」と、大まかにこのようなことだと理解しました。また、特に全力投球のところで、「ただ反復するのではなく進歩を継続すべし」という教えに内心ヒヤっとさせられました。このブログも改良を重ねていきます。

 ②は、少し余談になりますが以下引用します。

損をしてでも守るべき哲学、苦を承知で引き受けられる覚悟、それが自分の中にあるかどうか。それこそが本物の生き方が出来るかどうか、成功の果実を得る事ができるかどうかの分水嶺になる。

 このフレーズを読んだ瞬間、ONE PIECEのサンジが脳裏をよぎりました。「死んでも女は蹴らない」。当の女に殺されそうになりながらも、サンジはこの自分の哲学を守り抜きます。一見、そこまでして守る価値のあるものか疑問ですが、とはいえ何故か「かっこいい」のです。これが成功かどうかは置いておいて、自分の哲学を持ち、損をしてでも(ましてや死を選ぶことになっても)守り抜こうとする、その姿勢こそがこの「かっこいい」を作っているのではないか、と、そういう気づきを得ました。

 今の私にとっては、まず自分の哲学の内容自体を突き詰めていくことが必要だと思っています。それには今あるものをたたき台として作り、それを日々見返し実践を重ねていく必要があります。また今後このような書籍やいろいろな経験の中でそれをさらにブラッシュアップしていく必要もあります。そうして自分の哲学を突き詰めていく過程で、徐々にでも彼のように命を賭しても構わないくらいの「生き方」ができるようになればと思います。

 

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと