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コペルくん的読書日記

誰かと本の感想を語り合いたい寂しめなコペルくんです

自分の中に毒を持て(岡本太郎、1993)★★★★★ー0043

 人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。
 人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命をひらくのだ。それには心身とも無一物、無条件でなければならない。捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。

芸術は爆発だ」でおなじみの岡本太郎氏による「人生のバイブル」となる一冊です。これはすごかった、熱量が半端ないです。その余韻でふらふら岡本太郎氏についてググっていると、このような記事にたどり着きました「ほぼ日刊イトイ新聞 - 岡本太郎は、忘れてけっこう。」。ただ崇拝するのではなく、自分自身が「岡本太郎」になってやろうじゃないか、的なことが語られています。まさに、という感じですね。こんな人間はまあいませんからね。

 

■なぜ本書を手に取ったのか

 「NEWSPICKS【CEOの本棚】仲暁子:私が“自己啓発書好き”から脱皮した理由」という記事を読んですぐさまamazonでポチッてました。特にこれといった課題意識はなく、なんとなく面白そうと思っただけです。おそらく、どう生きるのがかっこいいのか、に対するいわゆる「答え」的なものを無意識に求めていたのかもしれないです。思考停止欲求ですね。とはいえ、やっぱり本書は読んで良かったです。おすすめです。

 

■気付き「ど真剣に今を生き抜くのだ」

この瞬間に、無条件な情熱をもって挑む。いのちが、ぱあっとひらく。それが生きがい。瞬間瞬間が新しい。好奇心といえば、これが好奇心の源だろう。

いま、この瞬間。まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で爆発する。それがすべてだ。

好奇心というのは、そのように生命を賭けて挑む行動に裏打ちされなければ、生きる感動としてひらかないのではないか。だからそれはただの「お遊び」では駄目なのだ。全生命、全存在を賭けて、真剣に、猛烈に遊ぶのでなければ、生命は燃えあがらない。いのちがけの「遊び」と、甘えた「お遊び」とは、まったく違うのである。

 結局「今」が大事。どの本、どの漫画、どのアニメ、どの人も、みんな口を揃えてそう言っています。いい加減もうわかったよ、といいつつそれを実行に移せていないのもまた確かです。

 でも最近身の回りのことがようやくひと段落して前に踏み出せた気がします。ど真剣に今を生き抜く。難しいかもしれないけど、これからやろうとしていることにワクワクが止まりません。そのワクワクを活かして、表面的には辛く見えることでもどんどん乗り越えて、「あー生ききったー!!」とみんなで叫べるような、まずはそういう一年にしていきたいです!

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)