コペルくん的読書日記

誰かと本の感想を語り合いたい寂しめなコペルくんです

補稿:100kmマラソンは想像よりも過酷でした

 

  先日100kmマラソンを走ってきました。計16時間。26日AM10:00発、27日AM2:00着。自分家発、友人宅行。過酷でした。まじ過酷でした。けどやって良かったと心底思います。本記事では、今回の挑戦をしてみての感想・考えたことをつらつら書いていきたいと思います。

■概要・目次
・なぜ100kmマラソンを走ろうと思ったのか
・100kmマラソンを通じて感じたこと
 ー①準備だけではカバーできない
 ー②限界は超えられる
 ー③漫画もやっぱり捨てたもんじゃない

■本編

なぜ100kmマラソンを走ろうと思ったのか

 覚悟を決めて困難をのりこえる経験を通して「やり遂げる力」に自信を持ちたいと思ったからです。ただの思いつきでやることになったのですが、この「自信を持ちたい」という気持ちが最後まで走り抜こうと思う原動力でした。僭越ながら、今回このバランス(フットワークの軽さ・柔軟性と、それを達成しようとする根性)がいい具合になっていたんじゃないかと思っています。

 

①準備だけではカバーできない

 とはいえ、100kmは根性だけでは達成できないと考えていました。いかに失敗するリスクを下げ、達成する可能性を上げるか。要は100kmマラソンって「リスクマネージメントゲーム」なんだと思って取り組みました。

 ですので、最初はどんなリスクがあるかを調べました。私の場合最も注意すべきは「膝」でした。というのも高校サッカーを膝の故障で引退するという過去を持っているからです。手術はせずにそのまま引退という形でしたので、激しく運動するとまた痛む感じのやつです。それに膝に関するリスクを言っている記事も多かったので、そこに金と時間を結構かけました。具体的な方針としては「最適なシューズ・ロングタイツを使用する」「荷物を極力少なくする」「静的・動的ストレッチを毎日行う」「坂道は歩く」を徹底しました。これで案外50kmくらいまでは普通に走れました。

 しかし、50kmを越えたあたりから「あれ?なんかおかしい」と異変を感じはじめたのです。ひとつは左足がまっすぐに伸びなくなっていること、もうひとつは両足の足の裏にズキズキする痛みがでてきたことです。全く想定外でした。今回の挑戦をして、どんなに準備をしても想定できないリスクがある、それに対していかにカバーできるかが今後、生きていく上でかなり重要な課題だと感じました。

 今回そういう危機に陥ったとき、そこでネットでリサーチをしなかったのが今回の反省ポイントです。これはやばいと思って走るのやめて歩き始めてしまったのです。

 

②限界は超えられる

 走ることを諦めた私は途端にペースが遅くなりました。気づけば到着予想時刻がAM4:00となっていました。割と絶望していました。このときはとにかくただただ達成することだけを目的に足を運んでいました。(ちなみに67kmあたりで友人と交わしたLINEがこちらです笑)

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 ここで二つ大きな試練がやってきました。

ひとつは、友人とラーメンを食べに行く約束をしていたがそれを達成するためには2:00に目的地に着いていなくてはいけないこと(これを達成しないと友人にとって何のメリットもない、本当に介抱してもらうだけになってしまう笑)。

もうひとつは、充電用のコードをどこかで落としてきてしまい残りの充電がわずかになってしまったこと(ケータイのナビがないとたどり着けない)です。

 仕方なく70km地点から再び走ることを心に決めました。激痛でした。泣きながら走りました。なんでこんなことで苦しんでるんだろうという思いでいっぱいでした。「はちじゅうよん、はちじゅうよん、はちじゅうよん、はちじゅうよん…」と声に出して泣きながら走っているので、通りすがりの人は恐らくビビっていたと思います笑。とにかく無我夢中でした。nikeのランニングアプリでは1km毎に達成を報告してくれるので、それを耳にすることだけを目指してとにかく痛みに耐え続けました。

 すると気付けば、意外にも、走れる。走れている。痛いけど、走れている。どの道歩いてても痛いのだから、走っていた方がお得な感じさえありました。

 こう考えると、自分がいかに自身で限界の線を引いてしまっているのかが身にしみてわかりました。自分を守るためにそういう仕組みがあるのだけど、私は何の脅威から守られているのだろうかと。別に生物的には死にはしない、むしろこれが達成できなかったら社会的に死ぬ、そういう境地だったにも関わらず、それでも身体を守ろうとするこの機能はかなり邪魔な存在だと思うようになりました。

 よく最もな言い分のように「ワークライフバランス」なんて言葉が使われますが、今後社会で揉まれる際に、一回そういうのを取っ払って、とことん限界まで追い込んで自ら定期的にブレイクスルーを起こさないとやっていけないんじゃないかと思っています。たぶんいろんな人に煽られているからこう思ってしまうということもあると思いますが、成長して活躍したいのであればブレイクスルーは必須だと思っています(かなりぼんやりした言い方になってしまっていますね…)。今回のチャレンジでそのためのアクションを前より積極的に起こせるようになったのではないかと感じています。

 

③「漫画」もやっぱり捨てたもんじゃない

 やや余談になりますが、この「限界を超えよう」としているタイミングで、とある漫画の名シーンをずっと頭の中で反芻していました。それは、ONE PIECEのゾロの名言です。イーストブルー編ではじめて鷹の目のミホークとやりあった際に、心臓をナイフで貫かれそうになっても後に引かずに言ったこちらの名場面です。 

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 このシーンが何度も何度も自分の脳内で勝手に再生されて、ここで引いたら負けだ、ガンバらなきゃ、ってそう思わせてくれてました。このシーンを読んだのなんて2-3年前のはずなのに、こうして自分の中で生きていて、かつ自分に力をくれるって本当にすごいことだなと感じました。こういう仕事を将来できたらとっても幸せだなって思います。

 またさらに余談ですが、将来、自分に子どもができたら本好きな子だと嬉しいって思っていましたが、漫画大好きっ子でも全然いいかもなとって思いました笑。まあ、どっちもいい塩梅で好きになってほしいですね笑。とにかく漫画もやっぱり捨てたもんじゃないですね!

 

■さいごに

 結局、ジャスト2:00に目的地に到着することができました。足が子鹿のようになっていました。あとで写真を見たら目も死んでいました(というかクマがやばいです)。それから結局ご馳走になる形で美味しいラーメンを食べることが出来て、温泉で身体を癒しました。その友人には結局迷惑しかかけておらず、ただただ介抱してもらって本当にありがたいことでした。でもこの挑戦にこの友人を巻き込めたことが、成功要件の一つだったと振り返って思います。一人で頑張っているようでいて、実はそうでもない、そういう感じに今後いろいろな挑戦を設計していけばいいという学びを得ました(もちろん、迷惑は極力かけない方向で…笑、本当にありがとうございました(。-_-。))。

 あと、全体としては上記に書いたようなことを自分で体感できたことが今回かなりの収穫だったなと思います。「あいつはやり遂げる男だ」というブランディングの意図がなかったわけではないですが、それよりもこの「限界を超えようとする」感覚を実感値として持てたことが本当に大きかったと思います。

 友人の母にも最後「この根性は今後に活きてくるわね」と言って頂きました。めっちゃ嬉しかったです。実際、今後ある程度のストレスがきても、これと比較すればまだまだなんて感じに思えそうです。

 そしてこれがあるからこそ、偉人の話(特に書籍やセミナー等)の中で共感できる・理解できる領域が少し広がったんじゃないかと思います。例えば孫の二乗の兵法に出てくる「闘」の部分など、まだまだですが、その過酷さの一端を知った気がしました。

 今後もこういう自分にとって過酷なチャレンジをどんどん続けて、どんどん自分のことを好きになっていけたらなと思います。まあ、とはいえ、もうさすがに100kmは走らないと思いますが。笑

 長くなってしまいましたが、最後までお付き合いくださって本当にありがとうございました(。-_-。)!

 

コミックでわかるアドラー心理学(向後千春、2014)★★★★ー0034

人は傷つかないまま、人は傷つけないまま生きることはできない。人は必ず人と関わって生きているから、何かに逃げることはできないんだよ

 本書は、早稲田大学人間科学学術院で教授をしておられる向後千春氏による「アドラー心理学実践・解説漫画」です。彼の専門は、インストラクショナルデザイン(教えることのデザイン)、eラーニング、教育工学、作文教育、アドラー心理学と幅広く、この名目を見る限りこの漫画という形態も意味がありそうです。実際、漫画形式の方が知識はスッと入ってくるということでしょうか。やっぱり漫画っていいですよね、入り口としてかなり入りやすいので、私はかなり好きです(笑)

■課題意識

人と関わりを持つということに関してかなり課題意識があるので、そこをどうにかしようと、今回も今の自分とアドラーが求めるものとの「考え方や行動の差異」を知り、具体的な行動ベースで変わっていきたいという思いで読みました。というのも、立て続けに7つの習慣を読んでいたのですが、やはり、課題は他者との関わり方の部分だったからです。そろそろどうにかしないと、と感じています。

■気付き

自分の行動を客観的に分析する、虫のように

 本記事冒頭で引用しましたが、人は傷つかないまま、人は傷つけないまま生きることはできません。人は必ず人と関わって生きているから、何かに逃げることはできないのです。だから「強さ」が必要だということですが、ここでこの強さとは、「今の自分を100%認めてあげられるかどうか」ということらしいです。つまりそれが出来れば後悔したり落ち込んだりすることはないだろう、というロジックみたいです。そしてそのためには、自分は「意識」も「無意識」も両方使って何かの目的を達成するように動いているということを自覚する必要があると言っています。よく「意識」と「無意識」を別々に切り離して考えることがあるのですが、ここではそうではなく、とある目的を達成するために自分は「意識」と「無意識」を使い分けていると認識しましょうとのことです。

 要は責任逃れするんじゃないよ、という話だと思っています。例えば、自分が人を避け引きこもっているのって、「インプット量を増やすため」なんてもっともな言い分ですが、実のところ「人と関わって嫌われることを恐れている」もしくは「自分の無能さを知るのが怖い」みたいに思っていて、それを避けるという目的のために引きこもっているんだ、と捉えるようなイメージです。

 だから、これを実践するためには、一回自分の感情とか思考とかそういうものを一旦置いておいて、俯瞰して自分のことを観察するイメージが必要だと思っています。シチュエーションと自分の行動を客観的に捉えていくのです。こいつまた引きこもってるよ、って他人事のように思えるからこそ、こいつ人に嫌われたくないんだろうな、という自分にとって辛辣な事実を突きつけることができます。

 具体的には、毎日夜、1日を復習するタイミングで使用する感じだと思います。ここで、まず出来たことを具体的に書いていき、それについてどう見えるかを考えてみるのです。今後は、その復習(振り返り)の際、特に気になっている場面を1つだけ思い描き、自分は何を達成しようとしてこれを実行したのかを問うてみようと思います。

 

コミックでわかるアドラー心理学

コミックでわかるアドラー心理学

 

 

まんがでわかる 7つの習慣4(フランクリン・コヴィー・ジャパン、2015)★★★★ー0033

頭や体をただ鍛えているだけでは意味がない。「成長した自分の力を人のために使う」という意識を持ち、実践を通して自分の価値を周囲に根付かせていくことで、初めて人に認められ、鍛えたものにも尊敬や感謝が集まるようになるのだ。人のために生きる気持ちなくして、真の成功はありえない。

 本書は、かの有名な自己啓発本「7つの習慣」の漫画版の4冊目です。7つの習慣のうち、第6の習慣/第7の習慣/第8の習慣という範囲に該当します。

■課題意識

前回と同様、忙しさゆえに近視眼的になってしまっているので、その状況を改善すべく思考や具体的な行動ベースでのズレを認識しようと思い読みました。

■気づき

①いかにゴールをすり合わせられるか

 人には「変わりたくない」という欲求があるそうです。そこで、いきなり目標だの何だのと上から降ってくると人はびっくりしてしまいます。そしてその変化を嫌がるそうです。そこですべきことは、まずその人がその問題をどう見ているのかを真摯に聴くこと。それから、どういうゴールを目指しているのかをきいて、お互いが納得するようなゴールを設定すること。これが肝だと思いました。

 私のケースだと、読書会と就活が特にそういう機会ですので、まずは相手の目標をヒアリングすることから始めるのを習慣にしていきたいと思います。

 

余談:このままいけば、カリスマ性が出てくる…?(少し自信が笑)

 第7の習慣では、以下の四つの側面から刃を研ぎ続けて人格を高めましょうと言っています。

「肉体」
・運動、栄養、ストレス管理、休養等
→自信、主体性、誠実さが増す

ほぼ毎日7-8kmくらい走っています。やや食べ過ぎです。睡眠もよくとれてます。

 

「精神」
・価値観の明確化と決意、学習、瞑想等
→価値観が固まりブレがなくなってくる、人生の方向性が見えてくる

これも読書をすることが良いそうです。偉大な文学等、自分のバイブルを持ち定期的に読み返すような習慣のイメージです。あと本書の漫画部分で登場してきた「昔自分が好きだったところでぼーっとする」みたいなこともやってみたいなぁって思いました。

 

「知性」
・読書、視覚化、計画立案、執筆等
→大局的に考える力、ゴールからの逆算力、修正力

読書とブログを書くことが相当良いらしいです。やってて良かった(笑)あと友人と旅行いくスケジュールとかがっつりやったりしたので、なんだかんだその道を進めている気がしてきました(笑)

 

「社会・情緒」
・奉仕、共感、シナジー、内面の安定等
→立ち位置が安定、内面も安定、周囲の目が気にならなくなり、人の評価にも惑わされなくなる、自分の価値観に誠実な選択ができる

共感による傾聴、仕事を含め人に奉仕し、人に役に立つ活動をすることが良いそうです。やろうとはしています(笑)

 

まんがでわかる7つの習慣4 第6の習慣/第7の習慣/第8の習慣 (まんがでわかるシリーズ)

まんがでわかる7つの習慣4 第6の習慣/第7の習慣/第8の習慣 (まんがでわかるシリーズ)

 

 

補稿:「1日1冊」の今後の方針

 

■結論
・「1日1冊」を今後も継続する

■理由 
・続けるということが自信になっていたから
・「何かを読まなくては」という義務感により結果的にインプット量が増えるから
・毎日ブログで書くことによって「考える」ことを強制するのもメリットだから
・大量のインプットをこなす技術をやっぱり欲しいと思うから
・この過程で得た大量の情報も自分の視野を広げクリエイティブにしてくれるから
・またこれらの情報により結果的に効率化し、時間が増えることを期待しているから

(ちなみにこう考えました、この図をみて頂ければ続けなくていいやと思っていたのは目先の気持ちに捉われていたことが一目でわかります)

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※余談ですが、「対」となるところ(続けるメリットと続けないデメリット)って内容が重複していて、やべ、無駄なことしちゃったって思ったのですが、それでも意地でやり通してよかったなと思います。というのも、言葉のニュアンスが変わって自分の受け取り方が微妙に違うということに気がつけたからです。表現による感じ方の違いですね。例えば、「他の活動の時間を手に入れることができる」、なのか、「他の活動に充てる時間が少なくなってしまう」、なのか、結局同じ「やめた方がいいのでは?」という主張ですが、感じ方が微妙に変わりますね。自分の感じ方の特性を知って、意図的にこれを使い分けできるようになれば勝ちかもななんて思いました。ちなみに上記の例だと、下のパートを書くことによって、「本当か?読書以外にも削れる時間はあるんじゃないのか?」という問いにつなげることができました。本当微妙な違いですよね。長い余談でした。

■目指すところ
・第一に考えることは「1日1冊」を守りきること
・大学卒業するまでには一般の人と比べて3倍のスピードでインプットとアウトプットをこなせることを目指す

■行動指針
・1日4時間「読書」として予めスケジュールで枠を入れておく(最優先事項)
・そしてここで、それぞれどれくらい時間がかかったかメモしておく
・もしものときのために読みダメしておく
・難易度やボリュームは今後一切問わない
・とはいえ、一週間単位でみて、ややストレッチした書籍に挑戦する
・もしも簡単な書籍でも間に合わない場合は、web記事でも良いからやる
・web記事をやった場合は、0カウント
・一週間の間に遅れを取り戻す
・何日分遅れているかをしっかり記事の下に明記する
・しかしあまりこれに固執せず、これより良いアイデアが浮かんだらその都度メリットデメリットを比較して行動を選択する、そういうゆるさも残しておく

■想定リスク

①「1日1冊読む」ことが第一義となると、成果につながる読書ができなくなるのではないか?

→直近の成果に関しては、このブログのフォーマットによって担保されている。「今何を課題と感じているか」「それに対して本書はどういう気付きをもたらしてくれたのか」「その気付きをもとに自分の考えはどのように変わったのか」「その結果、自分はどういう行動をとればよいのか」、これをMUSTにしようと心がけて書いている。だから、直近の成果、という意味では成果につながっていると言える。

 

②「1日1冊読む」ために難易度とボリュームを落とすことは、本来掲げていた「インプット力の向上」という目的を果たせないのではないか

→ここは難しいところ。まずは前提として、私の性格的に、こういう強制力が働かないとインプットするという気持ちが起きにくく、その点から行けば、この「1日1冊読む」をやらないときと比べればインプット量は圧倒的に多いだろうということ。

 問題は、その上で、どのように自分に負荷をかけるか。負荷をかけないとブレイクスルーは決して起きないと上司には教わってきたし、実感もある。

 まずは今現時点で、「1日1冊読む」ということがややストレッチした課題であるということ。だから当面はこの約束を守り続ければいいと思っている。

 しかしこのペースに慣れたときに、どう対処するべきか。ポイントは緩急だと思っている。簡単な本を読んで、量をこなすのと同時に、一週間の中で、何か挑戦的な1冊を読破すること。この1冊をマストにする。挑戦的というレベルを具体的に定義する必要があるが、つまるところ「古典」とよばれる書籍だと思う。古い時代だとか難解だというよりは、本質的かどうかで判断。例えば、「人を動かす」など、対人関係の本質が書かれたと言われている書籍で、それを読むことによって、今後の読書(コミュニケーション関連のもの)をより進みやすくするような、そういう投資的読書に挑戦する。

まんがでわかる 7つの習慣3(フランクリン・コヴィー・ジャパン、2014)★★★★ー0032

人生は「つながり」の中でこそ開花する。自分を認めてくれる人がいなければ人は自分らしく生きられない。どんなに優れた才能を秘めていようと。僕は君にこのまま終わってほしくない、人として君を信じているから。まあ、なんだ、要するに、今度は僕が力になりたいんだ、君の。

 本書は、かの有名な自己啓発本「7つの習慣」の漫画版の3冊目です。7つの習慣のうち、第3の習慣/第4の習慣/第5の習慣という範囲に該当します。

■課題意識

前回と同様、忙しさゆえに近視眼的になってしまっているので、その状況を改善すべく思考や具体的な行動ベースでのズレを認識しようと思い読みました。

■気づき

信頼をベースにした人間関係でないと意味がない

 前回記事では、みんなに自慢されるような人間になりといと書きましたが、これを読んで気づきました。「信頼をベースにした人間関係を築きたい」これが私の根源的な欲求であるような気がします。青春もののアニメや漫画を読んで泣けるというのも、気がつけばそこに共通しているのは、お互いを信頼しあっているという人間関係でした(これに気付けたのは個人的に相当大きい!!笑)。

 そのくせ、自分の行動はというと、他人をないがしろにしがちだと気づき、本書に出てくる物語には、大変身につまされる思いでした。気をつけます。特に自分視点で人の話を聞いているのとか良くないなって気付きました。特に友人やおばあちゃんの話とか、共感が求められるシーンでの会話がどうも苦手なようで。。もしかしたらみんなに嫌な思いをさせてたんじゃないかなって反省しました。

 今後は会話の内容ではなく、その人が何を伝えたいのか、どういう思いをわかってほしいのかを考えて、それを打ち返すようなコミュニケーションを図っていきたいと思います。意見を言いたい気持ちを一旦は堪えて、求められてようやく話すという手順でいこうと思います。

 やってみないとわかりませんが丁度今日、人と会う用事が2つもあるので、そこでまずは実践してみます。

 

まんがでわかる7つの習慣3 第3の習慣/第4の習慣/第5の習慣 (まんがでわかるシリーズ)

まんがでわかる7つの習慣3 第3の習慣/第4の習慣/第5の習慣 (まんがでわかるシリーズ)

 

 

 

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ようやく1日1冊のペースに追いつきました。今後はこのようなことがないようにしたいです。

まんがでわかる 7つの習慣2(フランクリン・コヴィー・ジャパン、2014)★★★★ー0031

「大切な人に自慢されるような人になりたい」って意識すると、結構なんでも頑張れちゃう気がするんです

 本書は、かの有名な自己啓発本「7つの習慣」の漫画版の2冊目です。7つの習慣のうち、パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣という範囲に該当します。

■課題意識

前回と同様、忙しさゆえに近視眼的になってしまっているので、その状況を改善すべく思考や具体的な行動ベースでのズレを認識しようと思い読みました。

■気づき

①みんなに自慢されるような人になりたい

 本記事冒頭の引用は、主人公のバーテンダーを目指す女性の言葉です。あ、これだわ、と思ったので、つい引用してしまいました。本来は、出来るだけその引用だけで本書全体を表すようpickしているのですが、今回はかなり自分に引き寄せられた感はあります(笑)。とはいえ、大筋こういう考えで間違いないとは思います。自分が最後どう思われて死にたいのかというイメージを明確にして、それをもとに主体的に(自分が全てを決定して全てに責任を取るように)生きるということが、本書のキーメッセージだと思われるからです。

 そしてこの女性のこの考え方を私は採用しました(笑)しかし、もう少し深く掘る必要がありますね。

 「誰に、どういう表情で、どういうエピソードを語ってほしいのか」。そういう具体的なイメージを持たないと結局行動は変わらなそうです。そこで考え方の羅針盤となるミッションステートメントが大切だということです。以下に説明を任せます。

 

②ミッションステートメントを決めるべき

ミッションステートメントとは、理想的な自分のあり方、生き方を書き上げた憲法のようなもの。どんな人間になりたいのか、何をしたいのか、信念や価値観を書き出すのだ。

 そして、ミッションステートメントの書き方は以下のステップです。

  1. 自分が大切にしたい価値観を認識する
  2. 自分の役割を整理する
  3. それぞれの役割で実現したいあり方を書き出す
  4. 文章として整え、定期的に見直す

 これは、「ザ・コーチ(前記事ー0011)」の「目的」という概念に相当します。ここでの新たな気づきは、その目的を自分の役割毎に少しアレンジを変えることです。これによって何がメリットなのかというと、シチュエーションが限定されるので、それをイメージしておけば自分の言動にブレが出る確率を減らすことになるのです。そういう役割毎の価値観をもとに判断を下す(もちろん根元はつながっている必要がある)ことで、相手に信頼感を与えることが出来る。結果、みんなに自慢されるような人になれるのではないかと思ってます。「言動にブレがなく、約束に誠実」これが今後のキーワードとなりそうですね。

 具体的には、今までのゴールツリーに修正を加えるのと、その前の段階のドリームリストにもミッションステートメントの欄を記入し、それも逐一振り返るようにすることで、これを実行していきたいと思います。

 

まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣 (まんがでわかるシリーズ)

まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣 (まんがでわかるシリーズ)

 

 

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一日遅れでの更新となってしまいました。自戒を込めてここに書き記しておきます。

まんがでわかる 7つの習慣(フランクリン・コヴィー・ジャパン、2013)★★★★ー0030

「与えられた環境でどう振る舞うか」でしか人間は前に進むことができない

  本書は、かの有名な自己啓発本「7つの習慣」の漫画版です。人生の成功において最も大切なのは、人格を豊かにすることであると言っています。フランクリン・コヴィー・ジャパン社によってこの漫画本は書かれていますが、目的は「7つの習慣」の認知・啓蒙でしょうか。活字はどうも億劫で手が出せないという人をターゲットとしていて、今後のビジネスチャンスの基盤を作ろうという意図が見えます(知的複眼思考法の「神話作用」ですね)。

 とはいえ、内容自体はかなりいいと思います、なんといっても元が「7つの習慣」ですし(笑)。中にはこれは本家の「7つの習慣」ではないという批評コメントも散見されたのですが、個人的にかなり学びがありましたし、この絵柄もかなり好きでしたので読んでよかったと思ってます(笑)

■課題意識

最近、スタートアップでお手伝いをするようになってやや忙しくなってきてしまいました。遠くを見ようと今まで活動していたわけですが、この頃はかなり目先のことに追われている状況です。ですので、もう一度、大きく捉え直して、指針と照らし合わせ今の行動を判断し、選択し、修正していこうと思って本書を読みました。

 

■気づき

①人格を育てることが最も大事である

 まず今後ずっと課題としてあり続けるのが「人格を育てる」ということ。これは稲盛さんの「生き方(前記事ー0002)」にも通じてきますね。スキルよりも人格を優先する。人に好きになってもらいたいという思いが個人的にかなり強いと思ってますが、どう好きになってもらうかっていうのも重要ということですね。つまり、相手にメリットを提供しているから好かれるのではなく、心底人間味に惚れられるようになりたいって感じです(竜馬なんかはまさに後者ですね)。

 ですから現状、仕事の問題を潰しに行くことに精を出そうとしていますが、そうではなく、仕事を潰していく過程でどういう自分であるべきか、自分や他人に対していかに誠実でいられるを考えるということですね。具体的には、仕事のために事業計画書やらを読み込もうと思ったんですけど、それを言い訳に1日1冊本を読むという自分との約束をないがしろにしない、両立させる方法を考える、といった感じですかね。自分との約束も、他人との約束も絶対に守るという、まさに武士道的な心意気でコミットしたいと思います。

 また、その上で、って言ってもややポイントがずれていますが、仕事とかそういう自分で設定した目標ではない外部のものをいかに自分に引きつけて、そして自分色にして解決するかみたいな感覚が大事なのかもななんて思いました。

 

②自分自身を丁寧に観察し、自分の理想に近づく効果的な打ち手を考案し遂行する

 本書では「インサイドアウト」という概念が出てきます。これは自分のパラダイムを疑い、自分の考え方と行動を変えることによって、周りを変えていこうということです。一例として、「人のせいにするな、自責の念を持て」というのが紹介されています。自分のパラダイムを疑うということは、結局自分を客観的に見つめて、その判断や意思決定プロセスを観察すること、そして本来理想とする判断とそれとのギャップに気がつくこと、と言い換えることができると思います。

 ですので、繰り返しですが、効果的な人生(?)を送る上で大切なことは、「自分自身の意思決定がどのようになされているのか常に疑うこと」「理想を明確に持っていること」「理想の結果に対して最良と思われるアプローチを選択すること」「そのアプローチを実行すること」だと思われます。

 上記に対応する策としては、特に課題なのは上流の二つのところですので、今後は特に「ゼロ秒思考メモで判断の形跡を残し振り返る」「ゴールツリーを描く」を意識して取り組んでいこうと思います。

 

まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

 

 

 

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二日遅れでの更新となってしまいました。自戒を込めてここに書き記しておきます。